バズるの定義は?バズらせ方は?オウンドメディア運営者が集まって議論しました【第20回オウンドメディア勉強会レポート】

こんにちは、Six Apart ブログ編集長のことぶきです。

オウンドメディアの編集会議では「バズる」という言葉がよく出てきます。仕掛けてバズる記事もあれば、想定してなかった記事で大きな反響があったりする。そもそもバズる、ってなんでしょうね。たくさんシェアされること?UUが爆発的に増えること?増えたとしても、一過性の物?バズるのって、メディアのゴール達成に寄与してる?

というわけで、4月21日(木)に開催された第20回オウンドメディア勉強会では「バズネタを出す編集会議とは?」というテーマで議論を行いました。

オウンドメディア勉強会とは、主に事業会社のメディア担当者が毎月第三木曜日の夜に集まり、ギブ&テイクの情報交換を行う勉強会です。オウンドメディア運営者および、メディア運営に深く関わっている人限定のクローズドな会で、約180名の方にご参加頂いています。勉強会有志のメンバーによる連載記事、「10社の事例でわかるオウンドメディア運営の「企画」「構築」「成果」ノウハウ コーナーの記事一覧 | Web担当者Forum」が、現在進行中なのでよろしければご覧くださいませ。

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今回の参加者数は20名強。勉強会参加人数も増えてきたので、小グループに分かれて議論し、最後に代表者がグループでの議論の内容を発表するという形式で開催しました。ただ聞きに来るだけという受け身の参加では無く、積極的な情報交換の場にしたいので、勉強会に参加した全員が必ず一言以上発言できるような運営にしています。

受付時にトランプを引いて頂き、引いたカードの内容で各5-6人の4チームに分けました。 では、各チームの発表内容を、箇条書きでさらりとご紹介します。

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チーム ♣(クローバー)

  • タイトル、ソーシャルで流行ってるキーワードを意識して入れ込む
  • 炎上は怖いけど、盛り上がるし、売れるという両刃の剣
  • ヤフトピ掲載そのものは目的ではないけど、掲載されるというのは一つの実績&証拠になる

チーム ♥(ハート)

  • 公開時間、インフルエンサー、広報(プレスリリース)をうまく使いこなす
  • 過去のはてぶを見て、バズる切り口のヒントを得る
  • SNSシェアに関しては、1日のうちのどの時間に出すか分析、トライアンドエラーしてみる。また複数回シェアもあり。2回めで伸びることも経験上何度もあった

チーム ♦(ダイヤ)

  • 新規性あるネタは、公開直後のスタートダッシュがかかりやすい
  • 時事ネタには積極的に絡む。プチ炎上した当事者に会いに行くなど
  • 切実な問題に対して、対処法をがっつり調べに行く
  • 共有で狙うの厳しい、個人が好きのものから発想していくほうがうまくいきやすい

チーム ♠(スペード)

  • DPZの編集会議がすごい 参考:デイリーポータルZの編集会議は、南斗水鳥拳的である
  • いかにライターに気持よく書いてもらうか、やる気にさせるか。 ライターの熱量大事。ただし編集長はメディアの責任があるので、ライターにちゃんと駄目だしすべし
  • バズの定義を決めておく(PV、シェア、はてぶ数など)
  • ストーリーやエピソードを入れる、個人的な要素を入れる

勉強会の場では、それぞれ具体的な実例を出しながらご紹介頂きましたが、それはその場だけのお話となります。ご了承くださいませ。

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第20回の会場提供いただいたサイボウズさん、いつも一緒に勉強会の運営をしてくださってる合同会社GX アミケンさん、そしてご参加の皆様、ありがとうございました!

参加者レポート

勉強会に参加したデザイナーの長谷川恭久さん(@yhassy)も、レポート記事「デザイナーが見たオウンドメディアの課題と接点 : could」を書いてくださいました。

読者のことを徹底的に考えて、彼らが消化しやすい形状にコンテンツを磨けあげていく。しかし、自社メディアの性格・大事にしている価値観を見失うことなく、読者に伝えるといった姿勢を保つこと。話を聞いているうちに、言葉の使い方は多少違うだけで、実践していることはデザインを大して変わらないことに気づきました。

オウンドメディアの編集と、デザイン。両方とも、伝えたい相手に向けて適切なアプローチをしていくという意味では共通点は多いですね。

次回のお知らせと勉強会告知

さて次回は、5月の第三木曜日、5月19日木曜日19:30から開催します。テーマは「メディア運営の強力パートナー!ライター探しの極意を共有しよう」の予定です。 イベント詳細の告知と募集は勉強会のFacebookグループで行います。参加ご希望の方は、Six Apart ブログ主催 オウンドメディア勉強会のページをご覧いただき、ご連絡ください。 以上、Six Apart ブログ、ことぶきでした!


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