Rankletでサクッと作ろう!オウンドメディアの人気記事ランキング

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こんにちは、Six Apartブログ編集長のことぶきです。

皆様のオウンドメディアでは人気記事ランキングを導入していますか?「サイト内回遊を促す」ため、またはうちのメディアはこんな記事が話題ですよという「自己紹介」といった意味でも、多くのメディアで使われていますよね。

この人気ランキングは、メディアの種類や目的によってその作り方も変わってきます。どの記事を対象とし、どんな基準でランキングを算出するかなど、ざっと上げてみただけでも以下のことを考えて作らねばなりません。

  • 集計対象期間は直近1日?3日?1週間?1ヶ月?
  • 更新頻度は1時間ごと?1日ごと?
  • ランキング基準は、PV?UU?シェア数?滞在時間?コンバージョン率?
  • 対象記事は全記事?それともこの1年の記事のみ?

例えば、毎日多数のニュース記事を投稿しシェアも多いメディアであれば、過去記事よりも、まさに今ホットな話題を見せたいですよね。その場合、集計対象期間はうんと絞って直近6時間、更新頻度は30分ごと、ランキング基準はシェア数にして、対象は直近3日の記事にすると「今シェアされてる話題」の記事ランキングができますね。

Six Apartブログのような記事数も更新頻度も少ない、そして検索流入が多いメディアでは、集計対象期間も更新頻度も長めにして「うちでは、こんな記事が人気ですよ」と訪問者にオススメする意味をこめたランキングにしています。

Six Apartブログのサイドバー(モバイルで閲覧の場合は記事下)で表示している人気記事ランキングは、上のような要素を細かくカスタマイズできる記事ランキング生成ウィジェット、Rankletを利用して表示しています。先月から導入を始めたところ、使いやすかったのでご紹介いたします。

Ranklet とは?

Rankletは、シックス・アパートのProNetパートナーでもあるアイデアマンズさんが開発・提供している人気記事ランキング自動生成ウィジェットです。対象サイトのGoogle Analyticsのアクセス解析データを取得し、記事ランキングを作ります。

ranklet_top.png Ranklet [ランクレット]

Rankletの良い所は、次の通り。

設置が簡単

ざっくり言うと、以下の3ステップで設置可能です。

  1. Google アカウントで新規ユーザ登録
  2. 対象サイトとランキング生成条件・デザインを設定
  3. サイトのテンプレートにコードを設置する

詳しくは、「Ranklet を利用してランキング形式で人気ページを表示する」記事をご覧ください。MovableType.netを例に説明しています。

ランキング生成条件のカスタマイズ項目が豊富

Rankletは、各種のランキング生成条件を細かく設定できるのが特徴です。設定画面のスクリーンショットを見ると、ランキングの作成順序(PV順、ページ滞在時間順、ページ価値が高い順など)や、集計期間を設定できるのがわかりますね。

ranklet_edit.png

特に便利なのが、「ページの絞り込み条件」を設定できるところです。ページパスやタイトル、ホスト名が特定条件に合致するもののみを、記事対象にすることが出来ます。正規表現にも対応しているので、「ページパスに"201[5|6]"を含むもの」という条件を設定すると、記事のパスに 2015 または 2016 を含むもの、つまり去年か今年の記事だけをランキング対象に設定することが可能です。なお、この条件はSix Apart ブログのような年の表記を含むURL構造(http://blog.sixapart.jp/2016-02/**.html)の場合のみ、有効です。

広告が表示されない

1つのランキングのみ表示可能な無料版でも、広告が出ないのも企業オウンドメディア利用にはうれしいポイントです。 有料プランに切り替えると、サービスクレジット(「Powered by Ranklet」表記)も非表示に出来ます。

テンプレートが、HTML/CSS/JavaScriptで編集自在

Six Apartブログの他のサイドバー要素と馴染むデザインになるようHTMLを編集しています。

ranklet_template.png

デザインに関しては、mbdbのホシナカズキさんが、汎用のRanklet用テンプレートを公開していました。レスポンシブで使いやすそうです。

参照:[M] Google Analytics連携でアクセスランキングを作れる「Ranklet」の汎用テンプレートを作ってみた件 | mbdb (モバデビ)

レポート

ranklet_report.png

直近7日間の、ランキングのクリック数のレポートが閲覧できます。どの記事が多くクリックされているのか、CTRがどれくらいなのかなどを見ながら、ランキングの表示順序を変更したりしています。

今後のアップデートに期待するところ

細かいカスタマイズができて便利な分、欲も出てきます。記事ごとにシェア数も表示してほしいなとか、レポートは期間を変更しながらもっと詳しく見たいとか、テンプレート増えるといいなとか、対象記事の期間をもう少し厳密に絞りたいとか、ABテストできたらいいなとか、ランキング以外のおすすめ記事表示にも展開するとありがたいな、などなど。

まとめ

というわけで、Rankletはまだリリースしたばかりのサービスではありますが、人気記事ランキングを作るための必須な要素が一通り揃っている便利ツールでした。UIもすっきりわかりやすく、迷うところがほとんどありません。細かい設定変更が簡単ですぐに反映されるのも便利です。オウンドメディアに人気ランキングを設置する方法の一つとして、Rankletを試してみてはいかがでしょうか。

ではでは。Six Apartブログことぶきでした。

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