[書評] 『DX時代のコンテンツマーケティング』は、辞書使いにも便利 【読プレ付き!】

この記事のポイントは…

  • 2021年9月発売コンテンツマーケティングアカデミーさんの電子書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』の書評記事です。

  • 前半はコンテンツマーケティングの海外事例を踏まえたこれまでの経緯と未来について、後半は実践的なノウハウが詰め込まれています。辞書的に使うのも便利です。

  • 記事末尾に3名様へ読者プレゼントがありますので、最後までお読みください

こんにちは。Six Apart ブログ編集長&オウンドメディア勉強会主催のことぶきです。

2015年・2016年頃、オウンドメディアやコンテンツマーケティングに関する企業イベントやコミュニティが複数立ち上がり、書籍やムックも複数出版されました。

2015年に日本SPセンターが運営する「コンテンツマーケティングアカデミー(以下、CMA)」さんが出版した書籍『Webコンテンツマーケティング・サイトを成功に導く現場の教科書』も、当時のオウンドメディア勉強会のメンバーの多くが手に取っていたことを覚えています。

それから6年経って今年9月、CMAさんから2021年の状況に合わせた最新のノウハウを詰め込んだ電子書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』を出版されました。

この記事では、この本についてご紹介します。

ちなみに、CMAを主催する日本SPセンター田所さんより電子書籍を1冊ご恵投いただきました。ありがとうございます!

さらに3冊分のコードもいただいたので、こちらは読者プレゼントにします!応募方法など、詳しくは、最後までお読みください。

書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』の概要

書籍名:DX時代のコンテンツマーケテイング
発売日:2021年9月27日
価格:1,280円
著者:Content Marketing Academy
出版形態:Kindle 電子書籍

「セルフ出版の電子書籍」なのも、コンテンツマーケティング的

本の内容に入る前に、先に出版形態についてご紹介させてください。この書籍は、出版社を通さず、Kindle ダイレクト・パブリッシングを利用したセルフ出版の電子書籍として出版されています。

コンテンツを届ける手法はさまざま。オウンドメディア発信者の多くはウェブ記事に限らず、SNS・イベント・音声配信・動画など、多くの手法を使い分けています。

「電子書籍化して、Kindle ストアに並べる」も、まさにコンテンツマーケティングの手法のひとつですね。

情報を書籍1冊分にまとめるには、特定のテーマに対してある程度網羅できる情報量と編集力が必要です。

CMAさんは2015年ごろのコンテンツマーケティングのブーム以前から今日に至るまで、記事やコミュニティイベントなど多くの形で学びを発信し続けています。米国のコンテンツマーケティング業界最大手団体「コンテンツマーケティングインスティテュート」発信の情報も踏まえた、これまでのCMAさんの発信の現時点での総まとめが、この本なのですね。

リフロー型で各節の記述もコンパクト、スマホのKindleで辞書的に使えます

本文の内容に入るまでにもうひとつだけ、本書の特長を3つご紹介させてください。

  • リフロー型(固定デザインではないため、文字サイズやフォントが可変)の電子書籍になっている
  • 目次が章>節>項まで非常に細かい
  • 各項の記述が数段落ほどとコンパクトな物も多い

これらの特長を活かし、迷ったときに辞書としても使えるのです。

実際に、先日とある方からオウンドメディアの評価指標に関する質問をいただいた時には、ことぶきの意見に加えて、この本の該当ページを参照しつつお答えしました。

Kindle 本は、Kindle 端末に加えて各種スマホ・タブレット・PCのOSに対応した Kindle アプリで閲覧できます。わたしは上記画像の通り、 Kindle for Mac アプリで、フォントサイズやや小さめ・セピア・自動段組・ページ幅最大の設定にして読んでます。

また、黄色マーカーを付けている部分は後から「Kindle: メモとハイライト」サイトで一覧できて便利です。

章ごとの内容紹介と感想

さて、ここから本文の内容に入っていきます。6つの章に分かれています。

1章 コンテンツマーケティングとは

第1章は、コンテンツマーケティングの定義と経緯をおさらいする内容です。コンテンツマーケティングのはじまりとしてよく言及される1895年創刊の農業機会メーカー発の雑誌「The Fullow」を1.0とし、最新のオーディエンスビルディング型の手法をコンテンツマーケティング 4.0 と定義してその流れを紹介しています。

以下ページにて全文公開されていますので、興味ある方は直接ご覧ください。

2章 これからのコンテンツマーケティング

続いて2章は本書のタイトルにある「DX時代」に踏み込む内容です。さまざまな定義があるDXについて本書では以下のように定義しています。

「企業がデータやテクノロジーを利用して、製品やサービス、ビジネスモデルを根底から変化させること」

その上で、コンテンツマーケティングを通して得た知見を、マーケティングとCX(カスタマーエクスペリエンス)戦略に活かす「DXループ型」の考え方とその実践のステップが紹介されています。

2章も、以下ページにて全文公開されていますので、興味ある方は直接ご覧ください。

3章 コンテンツマーケティングをはじめるには

ここから先の章が、辞書的に参照できる具体的なコンテンツマーケティングノウハウ集です。

まずは、すべてに共通する基本的な進め方から。SMARTなビジネスゴールの設定、戦略設計、チーム作りといった最初の一歩の一例が書かれています。

本書にも書かれていますが、実際には書かれているベストプラクティス通りの設計やチームが最初から用意できる例は多くないでしょう。スモールスタートできることが、オウンドメディアの良い点です。どんな視点や業務が必要なのかを俯瞰する参考として使うのが良いと思います。

続いて、3章2節はB2C、3章3節はB2Bとそれぞれのメディアの特性に合わせたSTEPが書かれています。自社メディアのターゲットに合わせてどちらかだけを読めばよいでしょう。B2CとB2Bそれぞれに合わせた、ペルソナシート、カスタマージャーニーマップ、コンテンツカレンダーなどのサンプルも掲載されています。自社の内容に合わせてカスタムして、利用すると良さそうです。

4章 コンテンツのつくり方

執筆時間のリソース確保も、ネタ探しも、炎上対策も、と悩む人が多い「コンテンツの作り方」の章です。本書で一番ボリュームが多い章になっています。

4章の冒頭、第1節の見出しは「コンテンツ発信ポリシーの策定」でした。炎上リスクを軽減し、受け手の信頼を得るために、すべての指針となるポリシーを策定するところからはじめるというのはまさにソーシャル時代の2021年的です。記載すべき事項が掲載されているのはもちろんですが、作ったポリシーの周知とメンテナンスにも言及されているのが良かったです。

4章2節の「コンテンツマーケティングの4つの型を使い分ける」は、コンテンツ作りの方向性を決めるのに役立ちます。「企業が伝えたいこと」と「生活者が知りたいこと」をベン図にしてそれぞれの重なり具合で4つに分類しています。

また、4章7節の「コンテンツマーケティングは万能ではない」は、本書の中盤にありますが、オウンドメディアを始める前に読んでおくことをオススメします。すでに実践している人にとっても、自社の商材のマーケティングにコンテンツマーケティングが適しているのか、改めて考えるきっかけになるでしょう。

5章 コンテンツを広めるには

コンテンツSEO、デジタル広告、インフルエンサーマーケティングの三つの手法を使った、コンテンツの拡散について深掘りする章です。

コンテンツSEOについては、ピラー&ロングテールの手法についてHubSpot社「【2021年度】MA(マーケティングオートメーション)完全ガイド(ツール比較あり)」記事を例に解説されています。

章末のコラムでは、オーディエンスとの関係性作りに参考になるビジネス系コミュニティの事例を紹介されています。オウンドメディア勉強会 もご紹介いただきました。

各種SNS、オフライン(イベント)、自社ドメインとの連携、メディア露出などその他の拡散手法については、オウンドメディア勉強会の過去回での学びを以下記事にまとめていますので、合わせてご参照ください。

6章 コンテンツマーケティングとテクノロジー

6章2節「デジタルマーケティングにおけるコンテンツマーケティング活用」は、まさに戦略設計フェーズと実行フェーズにわけて、DXを実践する章です。

なぜやるのか?何を解決するのか?予算は?といった「コンテンツマーケティング憲章」を作るための問いがまとまっています。

また、「気づかないうちに陥る落とし穴の例」はぜひ目を通しておきたい部分です。日々の作業に忙殺されて忘れてしまいがちですが、顧客の隠れたニーズやアクセス解析にあらわれない定性的な変化をちゃんと考え続けることはとても重要です。

書籍のまとめ

以上、CMAさんの電子書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』のご紹介でした。

第1章ではコンテンツマーケティングの過去から現在までの歴史を振り返り、2章ではこれからのコンテンツマーケティングのあり方を海外事例を参照しつつ俯瞰し、3章から6章では実践的なノウハウが詰め込まれています。

電子書籍なので、パソコンやスマホにダウンロードしておいていつでも辞書的に参照できる便利さも良い点でした。コンテンツマーケティングの戦略や戦術に悩んだ際に参照するのにちょうど良い1冊だと思います。

関係性の明示: 本記事は、コンテンツマーケティングアカデミーさんよりご恵投いただいた書籍について執筆しています。この記事の企画、編集、制作は Six Apart ブログ編集部によるものです。

お知らせ

CONTENT MARKETING DAYS に参加します

最後に、2つお知らせです。

2021年12月15日〜17日に、CMAさんが主催するカンファレンス「CONTENT MARKETING DAY 2021 | コンテンツマーケティング・デイ 2021 #CM_Day2021」が開催されます。本書の内容を踏まえ実践している各社の事例のセッションが多数用意されているので、もしご興味あればぜひご参加検討ください。

またカンファレンス内では、CMAさんとオウンドメディア勉強会とダブルネームで企画しているコンテンツマーケティングアワードの発表会も予定しています。合わせてご覧ください。

🎁読者プレゼント 抽選で3名の方に電子書籍購入用ギフトコードをお送りします

最後に、読者プレゼントのお知らせです。コンテンツマーケティングアカデミーの田所さんから、3冊分の電子書籍購入用ギフトコードをいただきました!

以下フォームより、11月26日(金)までにご応募ください。抽選で3名様にギフトコードをメールにてお送りします。発表は発送をもって代えさせていただきます。

Six Apart をフォローしませんか?

前の記事へ

自宅にグリーンバックを設置する3つの方法 #会議室スタジオ化ノウハウ