あるエンジニアの日常 ~ CapsLock を Ctrl に

※本記事は、旧 Tech Talk Blog 内の 「あるエンジニアの日常 ~ CapsLock を Ctrl に (http://www.sixapart.jp/techtalk/2006/09/dev-kbd-ctrl.html) はてなブックマーク - 」 で公開されていた記事を移転しました。

TypePad Engineer の 間(はざま) です。
入社してようやく3ヶ月が過ぎました。
前の職場ではほとんど Windows しか触ったことのなかった私が、毎日如何にして鍛えられているかということを、少しずつお話していきたいと思います。

それはある日、私がとある質問をせきむらさんに投げた際のことです。
彼は私のマシンのキーボードをタイプしはじめました、
しかし何故か打ちにくそうです。
そしておもむろにこう言いました。

「Ctrl がここにあると、便利じゃありませんか?」

彼が指差していたのは、CapsLock キーでした。

昔使われていた AX 配列のキーボードなどでは、A キーの左隣に Ctrl キーがありました。
Apple の(現在の)日本語キーボードにおいても同様ですね。
この為、それらの配列を好む人たちは、JIS 配列キーボードの CapsLock キーと Ctrl キーを入れ替えている(もしくは CapsLock キーに Ctrl キーを割り当てている)場合があるようです。
しかし私はこれまで JIS 配列キーボードをメインで使用し、それで不自由を感じたことはありません。
当然、キーを入れ替える必要はないと思いました。

しかしある日、ふと考えました。
「もしかしてここに Ctrl があると、非常に便利じゃなかろうか」
私は Web を検索し、CapsLock キーに Ctrl キーを割り当てる方法を見つけると、早速適用してみました。

...これは便利。
慣れるまでにしばらくかかりましたが、とても快適です。
適用前と後では、小指にかかる負担が違います。
いや、従来の Ctrl キーの位置では、小指だけではなく手首も動かす必要がありました。
それが、小指を横に軽くスライドさせるだけで済むようになったのです。
すばらしい!

...とまぁ、多少大げさに書いてみましたが、私の ThinkPad の CapsLock キーは、今では立派な Ctrl キーとして働いています。
ただ、すっかりこのキー配列にも慣れてきた私を見て、せきむらさんはこう言いました。

「次は英語キーボードですね。:-)」

...修行の日々はまだまだ続きます。

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