Vox の開発のすすめかた
※本記事は、旧 Tech Talk Blog 内の 「Vox の開発のすすめかた (http://www.sixapart.jp/techtalk/2006/09/dev-vox.html) 」 で公開されていた記事を移転しました。
Movable Type と TypePad のエンジニアの方々の話はでてきましたが、まだ出てないものがありますね。
そう、いま噂(?)の Vox です。あ、紹介おそくなりました。Vox エンジニア うの といいます。
Vox とはなにかというのはこちらを参照していただくことにしますが、弊社の宮川が雑誌の連載で開発について書いていたり、とあるエンジニアがトイレにいっている間に申し込みができなかったという Development Environment Conference でも話がされたようですので、名前はすでにご存知の方もいるかもしれません。
8月1日にはVox日本版が公開され、その後、8月17日にはRelease10が、9月1日にはRelease11公開、つい先日の9月19日には、Release12が公開されました。このように、2~3週間くらいのペースでメジャーリリースが続いています。そこで、どの様に開発が進んでくのかを簡単にご紹介します。
タスクが割り当てられるまで
あるメジャーリリースでどういった機能を盛り込むかということが話され、デザインが決められ、エンジニア含めてどこまでやるかが決められます。
それからチームメンバーを集めて、キックオフミーティングを行い、次のリリースでなにをするかということ(要求)について情報共有されます。詳細は社内 Wiki に記述され、優先順位がつけられた後に、エンジニアにタスクが割り当てられます。また、各割り当てはバグトラッキングシステムを利用してタスク管理がされます。
開発開始
タスクの割り当てがされると開発が開始します。だいたい2週間が開発の期間になります。が、実は開発の期間が始まってからもすでに次のリリースの動作をチェックしているQAチームから、不具合の報告が同じバグトラッキングシステムを利用してやってきます。つまり、開発最初の週は、次のリリースの不具合の修正と、次の次のリリースの新規開発と両方をしていかなくてはなりません。
開発終了後
2週間の開発期間の最後には、コードコンプリートという完了の日があります。この後で修正できるのは、不具合の修正が主で、機能追加になるようなことは基本しません。つまり、決まった期間内にきちんと開発をしなくてはいけないわけです。まぁ、あたりまえといえばあたりまえですが。時には週末開発ってこともあったりします。
コードコンプリートの後は、QA チームが動作の確認を行います。ここで不具合があれば、その対応を行います。そして、問題がなければ計画されている日に晴れてリリースとなります。でも、次の開発は行っているわけです。
最後に
このようにわりと短い期間でメジャーリリースを行っていくため、なれないと最初は結構大変だなぁ・・・というのが正直な感想です。ですが、各開発期間でやらなくてはいけないことははっきりしているし、開発期間もきまっているし、慣れてしまえばやりやすいのではないかなとも思います。
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