Yahoo! 検索の井上俊一さんにお越しいただきました
※本記事は、旧 Tech Talk Blog 内の 「Yahoo! 検索の井上俊一さんにお越しいただきました (http://www.sixapart.jp/techtalk/2006/11/yahoo_tech_talk.html) 」 で公開されていた記事を移転しました。
金曜日に弊社行われている Tech Talk に今回ゲストとして、 Yahoo! 検索の方々がいらしてくれました。今回、お話いただいたのは、Yahoo! 検索事業部長の井上俊一さん。検索に関してのお話は、ブログを書いたりする時にも参考になる内容ですし、楽しみにしていました。
いろいろ興味深いお話をいただいたのですが、すごく身近に感じておもしろいお話もありました。
うちの両親もいつもインターネットの入口は Yahoo! で、行きたいウェブサイトの名前などを検索します。シックス・アパートのウェブサイトを見る時も、検索フォームに『Six Apart』や『シックス・アパート』時には『シックス』なんて略して検索したりするそうです。こうした検索方法は日本に多くみられるようで、ナビゲーションクエリーと呼ばれているそうです。
つまり、何か情報を収集する為に検索するのではなく、目的地がはっきりしていて、その入口を検索結果に導きだす。ということです。つまり、自分自身の Vox にログインしようと思ったら、Yahoo! の検索フォームに Vox と。TypePad にログインしてブログを書こうと思ったら、検索フォームに『TypePad』と入れて検索し、結果から目的地に移動するという訳です。
これはウェブサイトを作る際に大きな参考になりそうな内容だと思いました。私ならブックマークすれば...。と思うのですが、みんながみんなそういう訳ではないのですね。勉強になりました。
他には検索キーワードが何を示しているのかをどうやって判別しようか。と考えていらっしゃるというお話にも興味を持ちました。例えば GOLF で検索した場合、車の名前の『GOLF』なのか、スポーツの『GOLF』なのか、わからない訳です。『車 GOLF』なんて検索キーワードだったらどちらかは解るのですが、これもおもしろい視点だなあ。と思いました。いつか検索ボタンをクリックする際に、マウスをクリックした指からいろんな感情を読み取り、車の『GOLF』なのか、スポーツの『GOLF』なのか判別できたりする時代が来るのかもしれない。と思いました。Yahoo! さんならやってくれそうですよね。
他には Yahoo! Everywhere という構想についてもお話いただきました。すでにソフトバンクモバイルで提供されている Yahoo! ケータイがその代表となっているのだと思うのですが、今後は家庭にあるテレビなど様々なデバイスから Yahoo! コンテンツに触れることができるようになっていくのだそうです。
お話いただいた内容は、ただ Yahoo! さんの今後に触れただけでなく、これから先コンテンツをどのように作っていくと良いのかも学び取る事ができて非常に参考になりました。
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