Movable Typeの開発 続編(5年ぶり)

※本記事は、旧 Tech Talk Blog 内の 「Movable Typeの開発 続編(5年ぶり) (http://www.sixapart.jp/techtalk/2011/12/movable_type.html) はてなブックマーク - 」 で公開されていた記事を移転しました。

3年ぶりのこんにちわ、Movable Type 開発チームのたかやまです。

Movable Type の開発」というタイトルで記事が公開されてから5年。あれから世の中も変化してオープンでソーシャルになってきました。Movable Type の開発もオープンでソーシャルな方向に変化しています。そこで、Tech Talk Blog 再開記念として、Movable Typeの開発チームの生態を改めてさらしてみようと思います。

現在、Movable Type の開発は日本国内にいるチームによって「製品企画」「開発」「QA」「営業・広報・マーケティング」が行われています。また、外部リソースとして、米国内のサポート業務と英語のチェックを行っているチームと、ヨーロッパ言語のローカライズを行うチームがいます。
国内の開発チームも日本人だけではなく、イスラエルからやってきたShmuel Fombergさんがいます。何気に国際色豊かな開発チームなのです。

Octocatさて、5年で変わったのは体制だけではありません。コードの管理方法も変わっています。
2010年までは、code.sixapart.com のSubversionを利用していましたが、2011年からは、Git を使うようにしました。併せてサーバーも github に移動しました。理由としては「流行っているし便利だから。」という点も大きいのですが、自社サーバ上でのSubversionでの公開よりもより多くのフィードバックが受けられるという点がメリットであると思ったからです。(Pull Requestやコミットのレビューをサイト上で行える事など)
PerlやPHP、JavaScriptを書ける方は 、機能要望やバグレポートをPull Requestで送って頂けると中の人が泣いて喜びます。

Jenkins Logo

今日のソフトウェア開発において自動化というのは欠かせない要素になっていると思います。Movable Type の開発においても色々な事を自動化していますが、そこで活躍中なのが Jenkins さんです。現在は、t/ のユニットテストをコミット時に実行したり、github レポジトリのバックアップ、ナイトリービルドの作成などを行っています。Jenkins 採用の決め手は、既存のcron ジョブやバッチファイルの実行監視も行える点でした。あ、ロゴの名執事っぽさも決め手です。

変わっていない部分もあります。たとえば、コミットログをIRC (#movabletype #movabletype-ja) に流したり、メーリングリストの運用などは当時と変わっていません。

こんなMovable Type 開発チームが生み出す Movable Type を今後ともよろしくお願いします。

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