Movable Type 5.2 Overview (若干エンジニア目線)

こんにちわ、MTエンジニアのたかやまです。まだまだ暑い日が続いてますが、風や雲は段々と秋めいてきましたね。

先日、8月4日に MTDDC 2012 が開催されました。当日の様子や全スライドはこちらの記事をご覧ください。
私も「 Movable Type 5.2 Overview (若干エンジニア目線) 」というタイトルでセッションを行いました。

当日は、若干押し気味だったために早口だった部分や、若干説明を端折った部分などがありましたので、個々のスライドを交えながら補足していきたいと思います。

当日のスライドはこちらになります。

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lekumo のエディタもTinyMCEになります。現在、 Lekumo 開発チームが全力で対応しています。
これによって、 Movable Type と lekumo の間で機能の相互利用や、使い勝手の部分でもほぼ統一出来ると考えています。

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tools/upgrade で、インストールする際に、最初のユーザや、ウェブサイトの情報を指定出来るようになっています。
弊社サポートの対象外となっているツールではありますが、この機能に関する検証は行っています。
upgrade 意外にも tools ディレクトリには様々なコマンドがありますので一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
(run_periodic_tasks 以外のコマンドは原則としてサポート対象外となります。

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Movable Type のPSGI対応は、フロントのウェブサーバが apache でも動くことを検証しています。運用環境のスペック・グレードにあわせて最適な組み合わせを採用することが出来ます。

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WAFとしての Movable Type という側面からは、今回の PSGI 対応はまだ完結していないと考えています。今後は、フレームワークとしてのPSGI対応をを強化していく予定です。その場合でも、プラグイン側で対応していただく範囲というものをなるべく少なくして、下位互換性は高くしていきたいと思っています。

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プラグインから追加される cgi アプリケーションも、config.yaml 等に数行の追加を行うだけでPSGIアプリケーションとしてロードされるようになります。

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PSGIのみならず、FastCGI で動作している場合でも自動リロードは有効になります。
プラグインの中でリロードを実行させたい場合は、$app->reload を呼び出してください。

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図にはありませんが、一台のこのサーバの中で他にも MySQL と memcached も稼働しています。XSサイズでの稼働を目指すためには nginx + starman の選択が一番有効であると考えました。

以上、やはり駆け足でしたが如何だったでしょうか?
是非、オンラインベータ等で実際に触って体験してみてください。

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