すべての導入事例には、ドラマがある

こんにちは!シックス・アパートのディベロッパー・リレーションマネージャー、にっくです。

突然ですが、僕は「導入事例」が好きです。導入事例には、たくさんの現場の声が詰まっています。現場の生の声というのは、何にも増して迫力があります。導入事例の大半は、そのサービスや製品のPRを前提に構成されていることが多いのですが、それを差し引いても面白い話が多いです。

「あのサービスはこんなサーバー構成で運用されていたのか」

とか、

「あんなにPVが多いウェブサイトなのに、こんな少人数で運用しているのか。良いワークフローだな」

とか、

「これだけ大きな規模のウェブサービスだと、ネットワーク構成にも工夫が凝らされているな」

とか。

読み込むと、意外な情報を見つけることが多く、仕事上、そして個人的な好奇心という意味でも、楽しい発見があるのです。そんなわけで、今回はMovable Typeのユーザー事例をいくつかご紹介します。


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Photo Credit: Montse Balbuena via Compfight cc

地球の歩き方

「地球の歩き方」 は、著名な海外ガイドブックブランドです。僕も海外に行った時、お世話になりました。地球の歩き方のウェブサイトには、「特派員ブログ」 というコンテンツがあります。このコンテンツが、実はMovable Typeで運用されています。
特派員ブログ

個人的に面白かったのが

  • 「特派員ブログ」 は、2006年から運用されている。
  • 当時は10人程度だったブロガーさんが、今では100人(!)を超す人数に増えている

という部分でした。100人を超える寄稿者がいるポータルブログなんて、なかなかお目にかかれません。

2006年当時のインタビュー と、2012年のインタビュー を比べて読むと、ブログの運用がどのように変わってきたかがうかがい知れます。コンテンツとデザインを分離しておくと、PCやケータイからスマホにデバイスが変わっても、変わらず使い続けることができるのだ、と実感します。

ウェブデザイナーの長谷川恭久さんが 「CMSは「サイト管理」から「コンテンツ管理」へ MTサイトに長谷川恭久氏が行った「根本改革」とは」 という記事を「Web担当者フォーラム」に寄稿しました。その文脈から言うと、特派員ブログは、まさに「ページではなく、コンテンツを中心に管理してきた」事例であり、10年近く経っても変わることなく継続できている、現実的な事例でもあります。

FacebookとTwitter、ブログの使い分けについても、なるほど、とうなずく点があります。ソーシャルメディアの活用の基本を改めて教わる気分です。

ちなみに、最近の特派員ブログで面白かった記事は、「ニューヨークにゴーゴーカレーが出店した」 という記事でした。Home Run Curry、一度食べてみたい!


FYTTE

「FYTTE」 は、学研が発行している健康・ダイエットに関する情報媒体です。FYTTEのコンテンツをウェブサイトとして公開している 「FYTTE.web」は、Movable Typeで運用されています。
FYTTE

FYTTEのウェブサイトは、レスポンシブウェブデザインの手法で制作されており、PCでも、スマホ・タブレットでも見やすく、適切に情報が表示されます。

リニューアル前と後で、PVは4-5倍、スマホからのアクセスも15%から35%に増えたとのことで、明確に数字に現れている様子。

プロの編集者の目線からみた、ウェブと紙メディアとの情報伝達の違いも興味深いです。

「...Webの記事は『血液型ダイエット』『性格テスト』といった、その場で気軽に消費できるものが好まれる傾向があります。一方、紙のメディアは、一からダイエットの基本メソッドが掲載されて、知識を体系立てて提供するというのが、記事づくりのスタンスになります...」

このように、発見も多いインタビューとなっています。


ソニー銀行

ソニー銀行 は、あの ソニー さんを母体とした銀行です。「MONEYKit」などのユニークなサービスが良く知られています。ソニー銀行の企業ブログが、実はMovable Type のクラウドサービスで運営されています。(インタビュー記事中は「Movable Type EZと記述」)
ソニー銀行公式ブログ

記事中では、ソーシャルメディアの活用方法について「ブログを主体として、TwitterやFacebookはブログの更新情報を通知し、ブログを読んでいただくためのツールという位置づけ」として活用を行っていらっしゃるそうです。ブログの中では、 「WIRED CAFEさんとのコラボ」 など、ソニー銀行ならではのユニークなPR情報を発信しておられます。

余談ではありますが、金融系の企業、特に銀行様や保険会社様は、セキュリティに対する意識が高いお客様が多く、ウェブにおいても厳しいセキュリティ対応が求められます。そんな金融機関のお客様にご利用いただくというのは、本当に光栄なことです。

皆様の事例をお待ちしています!

いかがでしたか?今回は、Movable Typeの事例をいくつかご紹介しました。 シックス・アパートの導入事例では、他にも弊社サービスの「Lekumo」などの導入事例をご紹介しています。 どうぞご覧ください。

また、Movable Typeで構築されたブログ・ウェブサイトは、導入事例のページヘ掲載申し込みをいただくことができます。詳しくは 「事例掲載依頼フォーム」 の詳細をお読みいただいた上で、お申込みください。お待ちしています!

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