「Growth Hacker(グロースハッカー)とは?」 〜 シックス・アパートは「Growth Hacker(グロースハッカー)」を募集しています
おはようございます。シックス・アパートの関です。
のっけから本題ですが、シックス・アパートでは「Growth Hacker (グロース・ハッカー)」を募集しています。
人材募集として「エンジニア」などは馴染みがあると思いますが、「Growth Hacker(グロースハッカー)ってなに !?」と思った方も多いかと思いますので、まずはGrowth Hacker(グロースハッカー)について説明したいと思います。
ユーザー獲得の課題解決者
まず「Growth (グロース)」は「成長」という意味ですが、具体的にはサービスやビジネスの成長を意味します。Facebookなど多くのネット上のB2Cビジネス(コンシューマ向けビジネス)では、サービスの成長=ユーザーを獲得することから、転じて「顧客獲得」のニュアンスを持っています。
一方、「ハッカー」という言葉は「システム・ハッキング」のように、日本ではネガティブな意味で使われます。しかし米国ではしばしばハッカーは、技術力を持って困難を成し遂げることができる人、つまり「課題の解決者」のような意味で使われています。
つまりGrowth Hacker(グロースハッカー)は、ユーザー獲得の課題を解決する技術者、というようなイメージになります。
ユーザーを獲得するというと、まっさきに「広告」を使うことを頭に思い浮かべる人が多いかと思います。しかしGrowth Hacker(グロースハッカー)が登場したのは、シリコンバレーのベンチャー企業、特にソーシャルメディアのサービスを運営する会社です。伝統的なマーケティング手法である広告を使う予算もなく、また広告の常識を超えるような急成長をしないと、競争が激しいソーシャルメディアの世界で生き残ることができません。
そこで多くのソーシャルメディア企業では、技術者主体のGrowth Team (グロース・チーム)が、ユーザーの新規獲得と利用継続のための最適化を実施しているわけです。
例えばオウンドメディアなどで、読者ベースの成長を目指すのであれば、SEO(検索エンジン最適化)などを実施するために、HTMLの構造の分析と改善や、アクセス解析ツールを活用したさまざまな施策を実施します。こうした施策をするためのチームは、Growth Teamと考えても差し支えないかもしれません。
シリコンバレーのGrowth Hacker(グロースハッカー)については、以下のTechCrunchの記事が詳しいので、興味があれば一読されるといいかもしれません(4本ともTechCrunchの記事としては長文です)。
- ユーザー獲得をハックする
- グロースハッカーを定義する:3つの共通する特徴
- グロースハッカーを定義する:グロースハッカーがマーケティングを変えた5つの方法
- Facebook10億人の成長を率いた人物が語る-口コミに頼る前に製品の真の価値を見出すことが重要
マーケティング部門で活躍
さて、シックス・アパートで募集しているGrowth Hacker(グロースハッカー)ですが、採用する部門はマーケティング部門になります。「技術者なのにマーケティング部門!?」と、これまた困惑される方がいらっしゃるかもしれませんが、間違いではありません。ユーザーを獲得するのはマーケティング部門の重要な仕事だからです。
シックス・アパートでも、シリコンバレーにあった元の親会社では、SEOのエンジニアやデータベース・アナリストなどの技術者がマーケティング部門にいて、SQLやプログラム言語を使って、さまざまな仮説の検証を実施していました。
実際、「Growth Hacker」という言葉を広めたAndrew Chen氏のブログの記事タイトルは「Growth Hacker is the new VP Marketing (Growth Hackerは新しいマーケティング部門のバイス・プレジデントである)」とあるように、シリコンバレーをはじめとした少なくない企業で、Growth Hackerは今後のマーケティング部門に不可欠な人材だと考えられています。
Growth Hacker「志望」でもOK!
さて、実際に日本の企業でGrowth Hacker(グロースハッカー)として活躍されている方は多いのでしょうか? 残念ながら多くないと感じています。まず技術に強い人がマーケティング部門に配属されることは少ないでしょうし、技術者の多くが「マーケティングは自分の仕事ではない」と考えているのではないでしょうか。
実際、今週の日経ビジネスの記事「米国で急増する「成長請負人」」でも、日本企業では活躍の場が限られていると見ています。
それでもインターネットによるマーケティング活動が広がっている現在、Growth Hacker(グロースハッカー)タイプの人材がマーケティングの現場で不可欠になるのは避けられないでしょう。
冒頭でも説明したように、シックス・アパートではGrowth Hacker(グロースハッカー)の採用を進めています。条件は「すでにGrowth Hacker(グロースハッカー)としての実績がある人」に限りません。「Growth Hacker(グロースハッカー)になりたい!」という意欲を持つ方も大歓迎です。
このブログを読んでいる貴方も、もしかしたらGrowth Hacker(グロースハッカー)なのかもしれません。もし何か心に残るものがあれば、ぜひ以下の採用ページを一読いただければと思います!
・Growth Hacker (成長請負人)の募集 ※現在、募集は終了していますまた引き続きマーケティング・マネジャーもあわせて募集しています!
http://www.sixapart.jp/jobs/growth-hacker.html
・マーケティング・マネジャーの募集
http://www.sixapart.jp/jobs/marketing-manager.html
シックス・アパートの他の人材募集はこちらより。
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