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「ブロガー」本がAmazon年間ランキングで6位、オウンドメディア運営の参考に
「ブロガー」本がAmazon年間ランキングで6位、オウンドメディア運営の参考に
Amazonが発表した「2012年 Books年間ランキング」。コンピュータカテゴリの6位に、ブログ運営のノウハウを濃縮した「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意」がランクインしています。
ブログが日本に登場して約10年。最近はソーシャルメディア人気に押されて、ちょっと色あせたように見られることもあるブログですが、実は根強いニーズがあることが浮き彫りになった格好です。
この本は、ブログ運営によって収入を得る「プロ・ブロガー」向けのテクニックを集めたものです。しかしオウンドメディアを運営する人にも使えるテクニックや考え方が満載されています。実際、冒頭の「ブログはソーシャルメディア時代の『ホーム』になる」という考え方は、企業がオウンドメディアやソーシャルメディアとの付き合い方を考える上で、非常に参考になるコンセプトでしょう。
またSEO(検索エンジン最適化)やアクセス解析ツールの使い方など、Webマーケティングの基本となるテクニックも掲載されています。ちなみに59番目のテクニックとして「複数のソーシャルメディアとつながる『Zenback』を設置する」を掲載していただいているから取り上げているわけではありません(笑)。
オウンドメディアを運営していく上で非常に重要になるのは「継続性」です。ブログ「ネタフル」の運営者で、この本の著者の一人であるコグレさんは、ブログを9年以上継続しているこの道のエキスパート。この本のテクニックを吸収すれば、オウンドメディアの運営がスムーズにいくようになるかもしれません。
関 信浩(nseki)
Monozukuri Ventures 取締役 最高投資責任者、NYDesignsアドバイザー、Carnegie Mellon 大学起業センター メンター、シックス・アパート株式会社 顧問などを務める。
1994年から2003年まで、日経BP社で編集(日経コンピュータ編集部)や事業開発(ITproプロジェクト、MIT Technology Review日本語版プロジェクト)に従事。 2001年にロンドンビジネススクールの起業サマースクールに参加し、位置情報対応携帯電話を使ったリアルワールド・ロールプレイングゲーム「SyncWorld」をビジネスプラン化。その後カーネギーメロン大学ビジネススクール(Tepper)在学中に、ビジネススクール代表チームを率いて複数のビジネスプランコンテストに参画、特別賞などを受賞。2003年夏にSyncWorldの事業化を中断し、ネオテニー社に参画。シリコンバレーのスタートアップSix Apartの初期メンバーとして合流する。
2003年12月、シックス・アパート株式会社を設立し代表取締役に就任(2015年5月より顧問)。2010年12月にコネクトフリー株式会社を共同創業し、共同創業者として参画(現任)。2011年6月にイクモア株式会社を共同創業し、共同創業者として参画(2015年12月に解散)。2015年2月にFabFoundryを設立。
2013年9月より株式会社GENOVA取締役(2016年7月より顧問)。2015年5月よりInfocom America, Inc.のExecutive Vice President(2017年5月に退任)。2017年3月より株式会社Darma Tech Labs取締役 マネージング・ディレクター(2018年7月より最高投資責任者を兼務、2020年の経営統合による社名変更で現在はMonozukuri Ventures 取締役 最高投資責任者)。
1993年から1994年にかけて、386BSDなどのオープンソース技術やUUCPやNNTPなどのオープンプロトコルを使った実装したパソコン通信ホスティングシステム「Bullet」を友人と共同開発。1994年に大手テクノロジー企業から買収提案を受けるが、契約なしで進めたために、ソースコード開示後に同様のシステムを開発されてしまう。それ以来、契約書の重要性を認識し、特に日米間で企業同士が結ぶ契約の実務に積極的に携わっている。
1969年、東京生まれ。1994年、東京大学工学部卒(BS取得。専攻は金属材料学)。2001年、London Business SchoolのEntrepreneurship Summer Schoolに参加。2002年、Carnegie Mellon 大学でMBA取得(専攻はEntrepreneurship)。