ウェブサイト管理者が語る、Movable Type クラウドを導入すべき理由

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シックス・アパートの中山です。

Movable Type には、ライセンス買い切り型のソフトウェア版と、月払いのクラウド版がありまして、それぞれメリットがあります。

Movable Type クラウド版は、クラウド環境にインストールされた最新版の Movable Type をそのまま利用するサービスで、サーバーのメンテナンスや監視が不要だったり、追加コストなしで常に最新版の Movable Type が利用できたり、管理画面の動作が高速だったりします。

今回は、Movable Type クラウド版で何度も構築したことがある、制作会社の率直な意見と感想を聞かせてもらいました。

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ウェブ制作会社のホンネ

「ウェブサイト構築」のコスト意識は激変している

Movable Type クラウド版について語る前に、構築の現場の状況についてお話しますね。企業がシステムを新しく導入するモチベーションには以下のものがあげられます。

  • いままでよりも、短時間で処理できる。
  • いままでよりも、効率よく処理できる。
  • システムの運用コストが、より安くなる。
  • Movable Type に代表される CMS を例にあげると、「HTML のマークアップをせずに、コンテンツが更新できる」「リンクの自動生成機能により、リンク切れがおきにくくなる」「今まで制作会社に依頼していた更新作業を自社できるため、タイムリーにかつ低コストで実現できる」等がモチベーションになっていると思います。

    誤解を恐れずに言えば、これらはどんな CMS 製品でも実現されています。現在は、「システムの構築コストや運用コストをより適切 (安く) できるか」という点が、製品や業者の選定の理由になっているといってもよいでしょう。クライアントの予算が厳しいということも背景にあり、構築予算が 30〜50 万円という案件はざら、です。

    この結果、工数の積み上げで計算されていく「ウェブサイトの構築」に対しても、年々コストに対する意識変化が求められてきています。人日単価について、都内で 5 万円取れる制作会社なんて数えるほどですし、地方だと 2 万円しかとれない制作会社もいます。これは、単に制作会社のスキルやレベルということで差がついているのではなく、同じこと (CMS を導入して得られるメリット) ならば、少しでも安くしたいというクライアントの心理と、受注したい制作会社の心理が背景にあるんでしょう。

    すなわち、「ウェブサイトの構築」に関するコスト意識が、クライアントも制作会社の両方で変化しているということです。

    「攻めの姿勢」でウェブサイトを構築している企業も増えつつある

    なんだか悲しくなってしまいそうですが、「攻めの姿勢」でウエブサイトを構築している企業もいらっしゃるんですよ。

    たとえば、潜在顧客をいかにたくさん集めるかってミッションがあるサイトの場合、お問い合せや申し込みのフォームへの誘導、各種フォームで必要な情報を確実に入力させる事が重要になります。サイトから離脱することなくね。

    加えて、同業他社よりも有益な情報を充実させ、潜在顧客のニーズに応えていくことも求められています。

    こういったサイトの場合、システムを導入したらおしまいではなく、つねに改善していく宿命があり、毎月コストをかけて改善しているわけです。

    ですが、「ウェブサイトを常に改善していく攻めの姿勢を持った」クライアント様でも、初期の構築コストに対する意識は厳しいです。


    Movable Type クラウド版を薦めたい理由

    価格競争力

    構築の予算が 30 万円となると、CMS 製品のコストを捻出することが難しくなります。オープンソースな CMS 製品もありますが、導入後のサポートや脆弱性対策といったメンテナンスを考慮すると、オープンソースの CMS 製品だけで構築するのは覚悟が必要です。

    予算の関係で、ライセンスを購入ができないクライアント様に、クラウド版を提案できるようになったことは嬉しい。クラウド版では、あらかじめインストールされた最新版の Movable Type をすぐに利用できるため、インストールにかかる時間が最小限になります。また、費用も月払いということで、構築費用が抑えられる点も大きい。Movable Type クラウド版をお薦めしたい理由は、この価格競争力にあります。

    毎日実行される自動バックアップ

    Movable Type クラウド版を薦めたいもうひとつの理由は、導入後の運営に関するものです。

    ぼくら制作会社は、CMS の導入後もちょっとしたデザインの変更だったり、ソーシャルメディアとの連携機能の追加といった運営上の相談を受けます。

    多くのクライアント様では、前述の「攻めの姿勢を持った」クライアント様とは異なり、都度の契約になるため、環境をどう残しておくかが問題になります。

    Movable Type クラウド版では、コンテンツデータや導入したプラグイン、データベースのデータ等が、毎日バックアップされるだけでなく、FTP 経由でダウンロードできます。

    この結果、保守契約を締結してないクライアント様から様々なご相談を受けたとしても、最新のバックアップデータをダウンロードして確認ができるわけです。ぼくら制作会社にとって、毎日バックアップしてくれるだけでなく、Movable Type の最新版にアップデートしてくれることは、とってもうれしいことです。

    サンドボックス機能のつかいみち

    つい最近、提供されるようになったサンドボックス機能。これこそ制作の現場ではうれしい機能なんです。

    サンドボックスとは?img-cloud-sandbox01.png

    サンドボックス機能は、申し込み月の翌月末日まで、実際のデータやプラグインをすべてコピーした環境を利用できる機能。Movable Type や プラグインのアップデートを事前に検証するのが目的です。しかし、サンドボックス機能には、別の使い道があると思っていて、「サイトのデザイン変更や、機能追加の開発や検証に利用できる」んです。

    デザイン変更は、リニューアルレベルでなければ、何ヶ月も時間がかかるものではありません。サンドボックス機能で作成した環境で、テンプレートを修正した後にクライアント様に確認していただくことができます。クライアント様の確認の後に、本番環境に適用すればいいわけです。

    サンドボックス環境に対して、ベーシック認証で保護したり、robots.txt でクローリングを防止できるので安心です。

    同じことをAWSでやろうとすると、本番環境をAMIにバックアップした後に環境をつくるという作業が発生します。インフラや黒い画面に慣れている人なら問題ないのですが、制作会社の誰もがインフラに強いわけではないので、時間がかかってしまうこともあるでしょう。

    サンドボックス機能の費用が「利用しているプランの月額料金1カ月分」と明朗会計だし、毎日データがバックアップされていることもあって、制作に集中できるという点でも、コスト面でもはっきりしていていいと思います。

    ぼくらにとってうれしいのは、「自分が何もしなくていい」ってことです。データのバックアップを自分でやらなくてよい、バージョンアップを自分でやらなくてよい、作業するときにはサンドボックスで本番と同じ環境が用意できる。余計な作業をしなくて済むということは、納期を短縮できるわけで、コストメリットも大きい。最近は、Movable Type クラウド版をメインに提案するようにしています。


    Movable Type クラウド版をお薦めしないケース

    もちろん、Movable Type クラウド版を提案できないケースもあります。典型的なものは、ステージング環境が必要な場合です。

    公開までのワークフローには2つあります。1つめは、Movable Type の中でのワークフロー。これは、記事やウェブページを、他のメンバーが内容を確認した後に公開するというもの。

    もう1つは、Movable Type が出力したコンテンツを、ステージング環境に反映し、サイト全体を確認した後に、プロダクション環境に反映するというもの。こちらの場合、複数のサイト (ドメイン) を立ち上げる必要があります。Movable Type から出力した時点でステージングとして利用できない理由は、特定のページだけでなく全体を確認したいからなんですよね。もちろん、記事やウェブページのプレビューを使うなどの運用でカバーできるんですが、プレビューを使わないんですよね、みんな。

    もちろん、Movable Type クラウド版を複数契約すればできるんですけど、片方の環境では Movable Type は使わないので、もったいない気がします。有料オプションでステージング環境ができるようになると、Movable Type クラウドはもっと採用されますよ。期待しています。

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    Movable Type クラウド版での提案実績が豊富な制作会社だからこそ話せる、ホンネと使ってみた印象をお届けしました。


    さて、最後にPRですが、7月2日にMovable Type クラウド版に、GMOクラウド株式会社の最新クラウドサービス「ALTUS(アルタス)」を利用した低価格な新プランがスタートしました。

    これにより、GMOクラウドプランでは「Movable Type クラウド版」が、月5,000円からご利用可能となります。くわしくは Movable Type ニュースをご覧ください。

    クラウド型CMSサービス「Movable Type クラウド版」に、月額5,000円から利用できる新プラン登場

    <関連サイト>

  • Movable Type クラウド版
  • ソフトウェア版とクラウド版の違い
  • クラウド版独自の機能について
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