【5ヶ月で7kg減】停滞していたダイエットを成功に導いてくれた、意外な出来事の話
今年の4月から人知れずダイエットに取り組んでいたシックス・アパートの中山です。こんにちは。
たまにはライフハック記事を書こうということで、5ヶ月で7キロ落とした話をしようと思います。どんなことに取り組んできたか?効果があったこと、なかったことを包み隠さずお伝えします。
ずっと座って仕事して1日の運動量が少ないわりに、口寂しくてついオヤツをつまんでしまうようなIT業界の方に参考になると思います。
Photo Credit: Arya Ziai via Compfight cc太った理由
今年の3月、人生で最デブを記録し、ショックを受けました。75キロをマークしてしまったのです。身長173センチで75キロは立派なプチデブ。書籍執筆のために週末ずっとカフェに引きこもっていたのが理由です。1月から書き始め、締め切りの3月末までほとんど運動しない生活が続きました。
思うように文章が浮かばないとイライラし、お菓子をボリボリ食べる生活を3ヶ月続けたらそりゃ太ります。入稿を終えて、やれ肩の荷が降りたと思って銭湯に行き、鏡に写る己の裸体を見て「キメぇ…」となりました。これじゃ、正真正銘のキモいお父さんになっちまう!と危機感に襲われた私は、その場でダイエットを決意しました。3月27日のことでした。
やったこと
食事と運動の両方から取り組むことにしました。片方だけでは中途半端だし、効果も半減すると思ったからです。
食事で心がけたことは3つ。
食事
1.夕飯は炭水化物(コメ)を摂らない
夕飯にコメを出さないよう、嫁に宣言しました。ただ、納豆は好きでして、納豆を食べたいときは少なめによそうようにしました。米を食べない代わりに、タンパク質(魚、豆腐、鶏肉)、野菜をしっかり食べました。
平日、帰宅が遅くなったときは、すき家で「豚汁と冷奴」だけを食べてました。「豚汁とひじき」という組み合わせもあります。店員さんに奇異の目で見られたことはありますが、気にしない(笑)。
豚汁170円、冷奴100円で合計270円(税別)。並盛り牛丼と同じ値段です。
2.ジャンクフードを断つ(でもオヤツは食べる)
ハンバーガー、ピザ、ラーメン、フライドチキン的なジャンクフードは一切食べないと決めました。たまに無性に食べたくなりますが、もう慣れました。あと、菓子パンも完全に絶ちました。以前は朝食としてメロンパンとかほぼ毎日食べてましたが、菓子パンのカロリーの高さは殺人的で、400カロリーとかザラです。「ワシは何も考えずにこんなハイカロリー食品を口にしていたのか……」と愕然としました。
ただ、オヤツは欲しいので、せんべいとかアラレは食べます(昼間限定)。ポテチ類の揚げ物スナックは食べません。家で口寂しくなったときのため、まるごと食べられる煮干しをタッパーで常備しました。低カロリー&高タンパクなので、時間帯を気にせず安心して貪れます。歯ごたえがあるので、食べている感を味わえます。
※ 醤油で軽く炒っても美味しい
3.食欲に負けそうになったときの対処法
ガマンするだけのダイエットはどこかで破綻するものなので、息抜きのルールも決めました。「昼にドカンと食べ、夕飯を抜く」です。夕飯を抜くことで、1日の摂取カロリーの帳尻合わせをするわけです。今回、もっとも恐れたのはお盆の帰省でして、実家に帰るとオカンが際限なく「もっと食え食え責め」をしてきます。
それに付き合うと確実に体重アップするので、この方法で乗り切りました。昼にBBQでしこたま食べたら、その日は水分以外は摂らないのです。このおかげで、体重をキープできました。
※ 完食しないと怒るオカン
<心にしみるダイエット格言 その1>
どんな美味しい食べ物も、痩せているという快感には敵わない(ケイト・モス)
運動で心がけたことは2つ。
<運動>
1.意識して自転車通勤
ダイエットしだしたのがちょうど暖かい季節だったので、雨でない限り自転車で通勤しました。もともとロードバイクが趣味なので、むしろ楽しく通勤できて、有酸素運動にもなって一石二鳥。しかも、川口市の自宅から赤坂の職場までドア・ツー・ドアで電車だと1時間15分かかっていたのが、ロードバイクだと1時間10分なのです。ロードバイク、侮れません。あと、自転車は筋肉痛になりにくいのも、毎日続けられたポイントでした。
※ バイクラックのある職場ってステキ!しかも手作り
2.体幹トレーニング
力こぶのような見える筋肉よりも大切なのは、身体の幹を支える体幹の筋肉です。トレーニングを頑張っても、身体的な変化はないので「効果が出ているのか?」が実感できず、モチベーションを保ちづらいですが、やればやったただけ効果は確実にあるはず。ロードバイクで走るためにも必要な筋肉なので、週2~3ペースで鍛えています。
食事と運動どっちが大事?と訊かれたら、「食事」と即答します。食事を変えるだけで、即効で体重は落とせます。体重を落とすこと自体は難しくありません。しかし、それは健康的な痩せ方ではないと思います。筋肉や運動能力を犠牲にしないことが大事で、そのためには負荷のかかる運動もして身体をいじめる必要があります。
<心にしみるダイエット格言 その2>
人生、頑張っても結果に繋がらない事の方が多いが、ダイエットは頑張った分100%結果に繋がるんだから、こんなに面白いもんないだろ。(北野武)
さて、食事と運動の両サイドから努力した結果、元々の体重だった70キロまでは戻りました。しかし、ここで停滞しました。私にとって、70キロがカベだったわけですね。今は68キロ台まで落としましたが、このカベを突破させてくれた“ある出来事”を最後に紹介しましょう。
スポーツ大会に出場して、手痛く負ける
6月に生まれて初めてロードバイクのヒルクライムレースに出場しました。ヒルクライムレースとは、山をひたすら登るだけのそれはそれは苦しいレースです。しかもこのレース、現役日本チャンピオンとかゴリゴリの実業団、ガチなアマチュアレーサーといった猛者共が勢揃いする超ハイレベルな大会でして、当然ながら私はボロ負けしました。
実業団に負けても悔しくないですが、自分より二回りも上の60代のオッサンが、自分よりはるかに速いタイムで走っているのを見せつけられ、心底へこみました。まあ、只者ではない60代ではありますけど、白髪のオッサンにぶち抜かれるのって、ショックですよ。
こっちはカメのようなノロノロ運転でヒーコラ登っている横を、ウサギのごとき速さでスパーーーーンと抜かれるんですからね。もうね、追いつこうって気にもなりません。体力差もあるでしょうが、私には余分な脂肪がたっぷりついており、それが重りになっていたのです。
しかし、「年長者にこっぴどく負ける経験」が停滞していたダイエットの起爆剤となりました。ダイエットや筋トレが億劫になってきたとき、レースで味わった敗北感をを思い出すことで、「ナニクソ!」と踏ん張れるのです。「次は負けたくない」、「今度はもっと速いタイムで登りたい」という気持ちが支えになっていますね。
もしジョギングが趣味なら(or 趣味でなくても)、さっさと市民マラソンにエントリーしましょう。で、完膚なきまでに打ちのめされればいいと思います。味わった悔しさが、心の支えになります。
体重が落ちた結果
さて、7キロ体重が落ちますと、身体にも心にも変化が現れます。まず、ジーンズがゆるゆるになります。拳が3個は余裕で入るので、買い替えようと思ってます。ベルトも穴が足りなくなってきたので新調せねば。
銭湯で鏡を見ても、ダイエット開始前よりは醜い姿ではないので心に余裕が生まれます。シャツも以前はLだったのが、今はMがちょうどいいくらい。買い替えは財布に厳しいものの、なんだかウレシイですね。とはいえ、まだ満足していません。もう4キロ落として、学生時代の64キロ台に戻すつもりです。
参考になったでしょうか?
それでは、QOL(Quality of Life)を向上させるステキなダイエット生活を。
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