米インフォコム・アメリカ社取締役就任と新会社FabFoundryの立ち上げについて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お久しぶりです、@ニューヨークです。ニューヨークに渡ってからこの30日で1周年になります。あっという間でした。

さて現在私は、渡米してからこの1年の間に仕掛けてきたいくつかのビジネスを、新しい展開に進めるべく活動しています。まずは、シックス・アパートの親会社であるインフォコム社の米国事業会社インフォコム・アメリカ社の取締役に就任します。一方で、11年半務めたシックス・アパート日本法人の取締役をこの5月21日で退任して顧問に就任しました(米シックス・アパートのCEO職は継続します)。

もともと私がニューヨークに来たのは主に2つの理由からです。一つはシックス・アパートの事業拡大のため。もう一つはシックス・アパートの親会社にあたるインフォコム社のグループ全体(シックス・アパート含む)における北米での事業拡大(事業投資)を支援するためです。今年度からは、シックス・アパートの枠にとらわれずに、米国でのインフォコム・グループの事業投資を支援していきたいと考えております。

またインフォコムでの活動とは別に、このたび米ニューヨークで起業しました。

インキュベーター&アクセラレーターを立ち上げへ

新たに「FabFoundry社」を設立し、米ニューヨークを中心に活動を始めました。FabFoundry社はハードウェアを開発・販売するスタートアップ企業を生み出して、国際的に事業展開できる企業に育てることを目的としたビジネスです。具体的には、大きく分けて2つの活動を実施します。

一つは3Dプリンタやレーザーカッター、オープンソース・ハードウェアなどを手軽に利用できるカフェ「FabCafe NYC」を運営して、モノづくりスタートアップ企業を生み出す「コミュニティ」をニューヨークに立ち上げます。FabCafe NYCでは、3Dプリンタやレーザーカッターなどの利用を支援するエンジニアが常駐しており、各種プロトタイプの制作などが可能です。さらに一般向けの教育プログラムとしてのワークショップや、技術系のイベント(ハッカソンやメイカソンなど)を頻繁に開催します。

fabcafe_ogimage.jpg

もう一つは、一定期間(3か月が一般的)にスタートアップ企業が成長するための教育プログラムや投資を実施する「シード・アクセラレーター」をスタートさせ、モノづくりスタートアップ企業を世界に羽ばたかせることです。アクセラレーターがフォーカスする分野としては、ハードウェア製品、特にコンシューマ製品を開発するスタートアップ企業とする計画です(アート・デザインの街、ニューヨークの地の利を生かすためです)。

シード・アクセラレーターのプログラム(3か月程度)はFabCafe NYC内で運営する予定です。ただしニューヨーク以外のスタートアップやメンター、投資家が参加できるように、地元ニューヨークだけでなく、FabCafeがある他の都市(東京、台北、バルセロナ、バンコクなど)のコミュニティとも連携し、国際色を豊かにするプログラムとすることを特色の一つとしていきたいと考えています。

新会社のFabFoundryという名前は、「デジタル技術を使ったモノづくり(Digital Fabrication)」の「Fab」と、「製造工場(Foundry)」の「Foundry」をつなげた造語で、モノづくりをする企業をたくさん立ち上げていくという思いを込めました。ドメイン名はfabfoundry.netですが、まだサイトはありません(FabCafe NYCのサイトは立ち上がっていますので、こちらをご覧ください)。

FabCafe NYCとアクセラレーターは、ニューヨーク・マンハッタン南部(SOHOの周辺地域)で、晩夏から初秋にかけて営業を開始する予定です。またスタートアップが起業〜アクセラレーター・プログラム参加の後も、引き続きFabCafeコミュニティに参加できるように、コワーキングスペースやシェアオフィスなどの事業者との連携・提携も予定しています。ご期待ください!

日本企業との連携の構想も

FabCafe NYCというビジネスを生み出す「インキュベーター」と、シード・アクセラレーターを同居させることで、ニューヨークのモノづくり企業のスタートアップ・エコシステムに一石を投じるとともに、ニューヨークと東京やアジアの諸都市を結びつける役割を担えるように、さまざまな日本企業とも連携していきたいと考えています。

シード・アクセラレーターのプログラムの最後を飾る、参加スタートアップ企業によるプレゼンテーション「デモデー」に参加する投資家の方々はもとより、FabCafe NYCのコミュニティに参加するデザイナーや起業家たちに向けたイベントや製品トライアル、複数のFabCafeを横断する事業コラボレーションなど、ニューヨークのコミュニティはモノづくりが得意な日本企業に熱い視線を送っています。

FabFoundry社が、そういったニューヨークを中心とする東海岸のスタートアップ・コミュニティと、日本企業とを結びつける架け橋の一つになれればと考えておりますので、今後ともご支援をいただければ幸いです!

Six Apart のメールマガジンを購読しませんか?

月に2〜3回、WEBマーケ、WEB制作、オウンドメディア運営に役立つTIPSや無料セミナー情報をお届けします。

Six Apart をフォローしませんか?

次の記事へ

仕事後のビールは学生時代より2倍うまい - 社会人歴2ヶ月目の女子が気づいた真実 -

前の記事へ

あなたの文章入力スピードを3割くらい加速させる、”単語登録使いこなし術”