【関の米国通信】シリコンバレーの最新事情を日本語で読めるブログ

日本は明日からゴールデンウィーク! とてもうらやましく思っている@ニューヨークです。先日、ほぼ2年ぶりにシリコンバレーに行ったのですが、カフェに行ってもミートアップに行っても、知り合いとディナーに行っても、どこでもみんなが存分に技術やスタートアップ(仕事)の話ばかりをしていて、改めて技術系スタートアップにとってシリコンバレーは、とても恵まれた環境だなぁと感じました。

IMG_4887.JPG

例えばサンフランシスコのとあるコワーキングスペースには、クラウドファンディングされているプロジェクトの商品が陳列されていたりします。

実際シリコンバレーでは、オフィスやカフェでの会話に限らず、毎日のように大小さまざまなイベントが開催されており、世界がドキリとするような内容が話されていたりもしています。しかし、アップルのWWDCやグーグルのI/O、FacebookのF8のように世界中の技術者が開催前から注目しており、イベント当日も、さまざまなオンライン媒体でほぼリアルタイムに内容を伝えるような世界規模なイベントならともかく(そのようなイベントは、Six Apartブログが毎年掲載している「独断と偏見で選ぶ海外ITイベント」シリーズを読んで、年のはじめに計画しておきましょう)、ミートアップなどの小規模なイベントはリアルタイムの報道どころか、まとまった情報がオンラインで読めないことも少なくありません。

しかしそれは最新の技術と技術者が集まるシリコンバレー、報道されないような小規模なイベントだからといって中身が薄いわけではありません。

そんなシリコンバレーの「いま」を日本語で伝えてくれるブログの一つが、Ayako Jacobsson氏がほぼ毎日更新している「VIEMOスタッフの動画マーケティングブログ」です。

technology-1

先月1か月間の投稿記事数は21本。ほぼ毎日更新されているイメージです。

それもそのはず、このブログを更新しているAyako Jacobbson氏は、読売新聞の記者から転身し、シリコンバレー地域に移り住んでからもフリーライターとして活躍している方です。

最近の記事を抜き出してみましょう。

DeveloperWeek-ハッカソン

DeveloperWeek(DW)開始後、2月13日(土)から2月14日(日)までハッカソン(Hackathon)が開催されました。会場は コンピュータ・コード教室(道場?)のようなgalvanizeという場所で住所は44 Tehana Street San Francisco。DWでは例年、ハッカソンがスタートのメイン・イベントのようです。
今年の主な主催者は会場を提供したgalvanizeで、日本からはリコーが360度映せるカメラ、Thetaを出展しました。theta360.com はホワイトハウスでも使われた製品だとか。以下はハッカソンに参加した企業の一部です。

Hackathon.JPG

削られる1万2千人にならないために!

インテル・インサイドでお馴染みの世界企業インテルが、社員の1割以上に相当する1万2千人を、これから削っていくそうです。インテルのリストラクチャリング は、パソコン向けの事業からデータセンターやIoT(モノのインターネット)に事業を移すという、ブライアン・クルザニッチCEOの固い決意が背景です。

小さなイベントだけではなく、業界ニュースなども簡単に記事にされています。

これから日本はゴールデンウイークですが、米国ではたくさんのイベントが目白押しになるのが、この時期。ちょこちょことブログを読みながら、シリコンバレーの「日常」を追体験してみるのもいいかもしれません。3月に掲載された21本を、ざっと抜き出してみました。

少しずつでも、定期的にブログを書くことで、その分野の動向や基礎知識が底上げされるのは間違いありません。連休明けから、自分がウォッチしている分野の動向を、定期的にまとめてブログを書いてみるのもオススメです!

※ 関はAyako Jacobbson氏が現在勤務するGENOVA社の取締役を務めています。

Six Apart をフォローしませんか?

次の記事へ

バズるの定義は?バズらせ方は?オウンドメディア運営者が集まって議論しました【第20回オウンドメディア勉強会レポート】

前の記事へ

【関の米国通信】ニューヨークと日本を「モノづくり」で繋ぐ「Monozukuri Bootcamp」