趣味ネタ定点観測にも、エゴサーチにも。ニュースをなる早で知りたいから「カメリオ」使っています
こんにちは、Six Apart ブログのことぶきです。広報として、このオウンドメディアの編集長として、個人ブロガーとして、日々エゴサーチばっかりしています。「Like!」の数字の増減もうれしいですが、どちらかといえば「この記事、役に立った」の一言の方に飛び跳ねて喜べるタイプです。
以前、これだけは覚えておきたい「エゴサーチ」の基本テクという記事を書きました。その後、この記事で紹介した各種テクニックやツールに加えて、定番がひとつ増えています 。それが、「カメリオ」というアプリ。カメリオとは、自分が追いかけたいテーマを登録しておくと、関連ニュースを集めて教えてくれます。ニュース系アプリには、世間的に人気の記事を紹介してくれるもの、知人界隈で話題の記事を紹介してくれるものなどいろいろありますが、カメリオは自分の知りたい話題だけをひたすら追いかけ続けてくれるので、エゴサーチ用途にもぴったりなのです。
ちなみにこちらが私のカメリオの画面の一部。広く業務分野の情報収集という意味で「オウンドメディア」や「広報」界隈のニュース、会社や製品名の固有名詞、「吉祥寺」といった地域ネタ、その他にも応援するプロ野球選手のニュースなどを集めています。
他にもお見せできないテーマもたくさん。仕事にも勉強にも私的にもヘビーユースしているのです。
そんな折、とある展示会の会場で偶然にもカメリオを提供する白ヤギコーポレーションさんのブースを見つけました。その場でもお話を聞きましたが、せっかくなので取材という形で詳しく教えて頂けることに。というわけで、ヘビーユーザのひとりとして、「カメリオ」を提供する、白ヤギコーポレーションCEO 渡辺さんにいろいろ聞いてきましたレポートをお届けします。
亀と山羊を持つ、渡辺さん
テーマをベースに記事を集める
ーーカメリオって、一般的にはどんな風に使われているのですか?
渡辺: カメリオの利用動向を見ているとだいたい3パターンありますね。
1つめは、自分の趣味ネタを集めまくる方。アニメのキャラ名とか、宝塚とか、お酒や車の名前をテーマにされている方もいます。こういう方たちは、継続率も高いです。
2つめは、ビジネス用途。業界に関するニュースを継続的にチェックしているようです。たとえば「物流」とか「ベンチャー」と言ったテーマや、会社名で追いかけている方もいますね。後者はエゴサーチに近いですね。
3つめは、学術とか研究まわりのアカデミックな情報収集。「人工知能」といったテーマで、論文ほどではない、もう少しカジュアルなブログ的な情報源を探しているようです。
すべてに共通して言えるのが、ユーザの半数以上が自分しか入れていないテーマを持っていることですね。たとえば私個人としては「モモンガ」について追いかけているのですが、残念ながら他にモモンガ情報を継続的にチェックしている人はいないみたいです。
ーーわかります。たぶん私も、私しか追いかけていないテーマがいくつかあります。新規のテーマを追加するときには、ユーザが説明を記入しますよね?
渡辺: そうですね。新規のテーマの場合は、テーマの説明文を必ず書いてもらっています。登録してくださった方のテーマへの思いがわかりますし、同音異義語がある場合には何を意図したテーマなのかが理解できますので。そして、登録されたテーマについては、Wikipediaを参考にしながらテーマ周辺の単語も一緒に登録しています。
たとえばプログラミング言語を意図して「Swift」というテーマの場合、「開発」や「Xcode」のような単語が含まれていると近い記事だなと判断します。一方、「Taylor(歌手の"テイラー"・スウィフト)」が出て来た場合は、意図しているテーマとは遠い話だなと判断しています。
カメリオ内部ツールで、"Swift"テーマのQuery詳細を見た画面
ーー他にも特徴的なテーマって、ありますか?
渡辺: 「文房具」は熱いですね。追いかけている人が多いですし、よく読まれています。文房具のメディア作ると人が集まりそうだなと、ビジネスチャンスを感じます。
謎なテーマは、「修羅場」ですね。何を期待しているのでしょうか。
ーーそのテーマの説明文、読んでみたいですね!
即座に知りたいニュースは、PUSH通知で
ーーエゴサーチ用途で利用しているので、すごく早いPUSH通知が役に立っています。ニュース記事が出て数十分以内に通知してくれることもよくあります。広報としては、なるはやでニュースをチェックしたいので、助かっています。
渡辺: そうなんですね。カメリオはテーマごとの更新頻度によって、新記事をチェックしに行くインターバルを変えています。更新が多い物は、頻繁にチェックしているので、新記事をすぐにお知らせすることが出来ているのだと思います。
また、Googleとは異なり、追いかけるテーマは登録されている物だけですし、クロール先もある程度しぼっています。今だと、だいたい1万サイトくらいを見に行っています。
ーー1万サイトあるんですね。それって、以外と少ないように思ったのですが。どうでしょうか。
渡辺: 記事を更新しているメディアサイトのみをクロール対象としています。でも、転載しているだけのメディアはNGですし、ECなども対象外としています。個人的すぎる内容のブログも追いかけていません。
対象メディアは、SimilarWebでのアクセス数などを参考に、追加しています。アクセス数以外にも、いくつかの基準を元にサイトを集めた上で、最終的には人間が見てクロール先にふさわしいかを判断しています。
誰もが読んでいるメディアだけだとつまらないですし、とはいえ人間が読める記事数にもかぎりがあります。ある程度のスクリーニングはしています。
メディアサイトの追加依頼も歓迎
ーーエゴサーチをしていると、記事を書いてくれてるのにカメリオに拾われていないメディアに気づくことがあります。また、メディア運営者としては、このSix Apart ブログもクロールしてほしいなと思っています。
渡辺: そういう時はぜひ、教えて欲しいです。新しいメディアは日々たくさん生まれているので、こちらも気づきにくいです。登録して欲しいメディアを、ご提案頂けるとうれしいです。
ーー早速、提案します!今日はありがとうございました。
渡辺: ありがとうございました。
まとめ
ビジネスパーソンにとっても、プライベートでも、情報を追いかけ続けるのはなかなかしんどいもの。エゴサテクの記事でご紹介した、Google アラートやYahoo!リアルタイム検索に加えて、カメリオを併用すると、楽ちんニュース購読スタイルが出来ると思います。
また、メディア運営者の方で、もしまだカメリオに拾われていないようだったら、提案してみるのはいかがでしょうか。
白ヤギコーポレーション 渡辺さん、いろいろお教えくださり、ありがとうございました。なぜ会社名が「白ヤギさん」なのか、お伺いするのを忘れたなと、今タイプしながら思いました。それはまた、次の機会に。
Six Apart ブログ、ことぶきでした!
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