企業のオウンドメディアにはどんな記事があるべきか 〜 Six Apart ブログ編集会議より

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こんにちは。マーケティング担当の伊藤大地です。

6月末に行われた、Six Apart ブログの編集会議の模様です。シックス・アパートがオウンドメディアをやるとこうなる! というのをテーマに始めたSix Apart ブログですが、どんなコンテンツを、どうやってスタッフたちに書いてもらえばいいのでしょうか。そんな議論のやりとりを今回はピックアップしてみました。

ライフハックはやっぱり強かった!

mtakahashi

では、いつもどおり6月のアクセス状況からお願いします。

daichi

6月のPVが12万2千件、うち8万件強が早起きの記事ですね。圧倒的です。

mtakahashi

Googleで検索すると「早起き」で上の方に来てる! すごいなー!

shigeta

毎日5時に更新しないとなー(笑)

やっぱりライフハックなんだねー。

Tadashi Okoshi @slash__

ITとか関係ないから市場大きいんですよねきっと......

daichi

Six Apart ブログを入り口にして入ってきた売上貢献は4件で●●●●●●円(広報チェックが入りました)強ですね。トライアルは10件くらい。リファラー元ははてブから1万2千件、lifehacker.jp、GIGAZINE、Facebook、Twitter、ネタフル、小鳥ピヨピヨ......。

オウンドメディアのコンテンツはどんなのがいい?

mtakahashi

早起き以外の記事はどうですか。

daichi

Facebook関連の記事はやっぱり、自然検索で強いですね。1か月以上前の記事でもコンスタントに1000件くらい来ています。目立つ検索ワードはOG:image とか FB:appid とか、Facebook関連、あとは本の名前『リアルタイム・マーケティング』(関連記事:「リアルタイム・マーケティング」(日経BP社刊)を読んで: 「いますぐ」を実践するブロガーに学ぶ - Six Apart ブログ)とかがよく来ています。

mtakahashi

書評はなかなか美味しいですね。

daichi

うちの会社や製品を知らない人もいっぱい見ている、早起きの記事でもけっこう、売上につながってるんですよね。

関 信浩(nseki)

母数がケタ違いに多いと、そういうことも起こるんでしょう。あの手の、ITや会社、製品と関係ない記事の場合は、まず会社のことを知ってもらう、というつくりを意識したほうがいいね。そのまま記事が終わってしまうと、あとはすぐ他に行ってしまうだけになっちゃうから。

そもそもの話なんですけど、Six Apart ブログの目的は、ここを入り口にした売上なの?

daichi

もちろんそれも目的ではあるのですが、最終的な売上というよりかは......自分たちが見て欲しいコンテンツに遷移してもらうためのきっかけ、タッチポイントとすることですね。意図するページに行ってもらった回数なんかも、指標にしていきたいと考えています。

関 信浩(nseki)

Facebookの話をするときに、まず役立つコンテンツであることが大事、その次にFacebookに絡む製品、たとえばZenbackやキャンペーンビルダーの話を絡めることで、知ってもらう、ってところですよね。

そうすると、(製品と関係ない)早起き記事とかで人を集めるのは、本筋から外れるってことになるんですかね。

関 信浩(nseki)

母数がものすごく大きいから、もともとMTを持っていた人がこれを見てまたきっかけができて、ということはあるんでしょうね。でも、10万PVで2件なので、レートとしては低い数字ですけど。

そもそも、オウンドメディアとしての狙いは2つあって、製品や製品に関連する業界動向の情報を流して、企業や製品の認知を高める、というのがひとつ。もうひとつは、ドッグフードとしてのオウンドメディア。オウンドメディアっていうのはこうやってやるんですよ、こうやってやるといいですよ、というのを自らやることで、関心を持ってもらって、その先にシックス・アパートの製品を使ってもらう、という。

daichi

なるほど。

関 信浩(nseki)

そういう意味では、早起き記事のような間口が広いコンテンツは、メディア企業じゃなくても下手するとそれに匹敵するくらいのPVを取れるコンテンツができますよ、というショウケースにはなると思うんですね。そのあとで、そうやって集めた人をどうやってビジネスにつなげていくのか、っていうことを我々が体験して、製品にフィードバックしていく、って感じじゃないでしょうか。

mtakahashi

そうですね。

関 信浩(nseki)

製品絡みのことを書いていくのは、もちろんオウンドメディアの王道なんですが、一方で数万、数十万というPVも取れるんだよ、というのを見せるために、そういうコンテンツがあってもいいと思っています。

ま、いいこと言う時間はこのくらいにして......

PVだけでは続かない

kaminogoya

実際に記事を書いてみて、ものすごく敷居が高いんですよね......。PVがどう、という話ばかりになると。製品のことを書き出すと、これはいいよ、あれはいいよという話になりがちですし、そういう話をすると、PV来ないだろうなあと思ってしまうし。

mtakahashi

本当はそういうところを目指してなくて、気軽に書いて欲しいんですけどね。PV狙っていく系の記事と、製品や会社について発信していく部分は、きっちりわけたほうがいいですね。そうなると、社長賞(四半期ごとPVが多かった書き手を表彰する賞)の選考基準もPVでないほうがいいかも......。

関 信浩(nseki)

うん、やっぱり製品について書くのは、距離感とかも慎重にならざるをえないよね。自分たちが日々向き合っていることだし。それよりかは、製品と接点がありつつ、業界や周辺のことをカジュアルに書いていくほうが人は見てくれるよね。製品そのものについては、あまり数が増えすぎないほうがいいかな。目的はただPVというよりかは、自分たちの製品や会社に興味を持ってもらうことだから。

mtakahashi

とにかく、短い記事でも、まとまってなくても、編集部のほうでサポートして記事にしていくので、書いていただければと。

関 信浩(nseki)

この四半期で、PVを元にした社長賞は廃止します(笑) いや、これけっこう大事なことなんですよ。オウンドメディアをモチベーションを持ちながら、継続していくには、そういう指標(PV)を持ちだしてもダメですね、っていう教訓になってるわけだから。

kaminogoya

個人ブログが書きづらくなったのとすごく似ている気がしていて、別に僕は個人ブログで技術的なことを書きたいわけではないんだけど、はてブの数とかそういうのを気にし出すと、なんとなくそういうのを書いてみたり、なんのためにやるのかわからなくなるという。

Tadashi Okoshi @slash__

そういう意味でいうと、記事数って明確なモチベーションを表す指標になるからいいのかも。

mtakahashi

人や記事によって、PV取りたいとか、熱心なユーザーに伝えたい、とか違いますし、それは編集しててもわかりますし、そうすると指標ってなかなか難しいですよね......

関 信浩(nseki)

記事数って、これだけを指標にするわけではないけど、良い指標になりそうですね。短く、回数多く、というほうが書くほうも読むほうもいいだろうし。ぼくは来週、『ソーシャルリスク』という本の書評を書こうかなと思ってます。この本に興味のある人と、製品を知ってほしい層って重なるしね。

mtakahashi

ネタと言えば......Tech Talk系はどうでしょう?

shigeta

nginxの話とかいろいろあるんですけど......止まってるのでかるーくエンジニア急かしますね(笑)

mtakahashi

私もさりげなく席の前を何度も通りすぎようかな(笑)

shigeta

さきほどの話ではないんですけど、やっぱり「俺ら書いてもPVあつまんねーしなー」みたいな雰囲気は正直あります(笑) だけど、PVなんて気にしないでいいよ! とは言っているので、むしろ早起きをdisるかーみたいな、「夜になると盛り上がるエンジニアです」くらいのノリで行こうかなとは思ってます。

関 信浩(nseki)

「5時おき乙」みたいな(笑) 7〜9月はチーム対抗で、記事数でも競うことにしますか(笑)

shigeta

そんなんなったらエンジニアで適当にスクリプト書いて、記事数増やしたりアクセス数改ざんしますけど(笑) Google AnalyticsとSiteCatalystって、JavaScriptですよね......

mtakahashi

本気で検討しないでください(笑)

mtakahashi

あっこういう話をMovable Type 5.2 最新情報とシックス・アパートの事業戦略説明セミナーでも話したらいいんじゃないですか?
ああ、そうそう、このセミナーは7月31日(火)に開催するんですけど、現在ベータテスト中のMovable Type 5.2 の開発コンセプトや概要、今後のMovable Type の方向性について、さらにこれからシックス・アパートが取り組むクラウドと仮想化技術を生かした事業のご紹介、また最新ソーシャルメディアマーケティング事情とそれに適する商品のご紹介や、今後のシックス・アパートの事業戦略についてご説明させていただくんですよね〜。申し込みはこちらからできるらしいです。いや、オウンドメディアも大事だけど自社セミナーも大事ですよねー。

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