マンガのコマを指定してTシャツにするサービス

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名刺管理サービスSansanは、必ず名刺を(OCRだけではなく)手作業でデータ作成しているという話を、先日J-WAVE(ラジオ)で聞きました。
Sansan代表の寺田社長がおっしゃっていたので、間違いないです。

そんな手間暇のかかるやり方が、果たしてワークするの? と思いそうになりますが、実際Sansanはワークしています。

であれば、こんなサービスも可能なのではないかと考えた次第です。

「最近考えている新サービス」、第4弾。
ちなみに今まではこんな感じ。

  1. 一生に一度だけ書くでもOKな「たまに書くブログ」系サービス
  2. 「ブログのバックアップ」をとるサービス
  3. ソーシャル質問サービス

今回は、「マンガのコマを指定してTシャツにするサービス」です。

manga-tshirt.png

「Tシャツはメディアである」という言葉を持ち出すまでもなく、Tシャツにはかなりのメッセージ性を込めることができます。

例えばアーティストのTシャツ。あるいはWebサービスやベンチャー起業のTシャツ。これらのTシャツを着て、フェスなり勉強会なりに行けば、「私はこのアーティストを、このサービスを、このスタートアップを支持している!」と言っているように見えます。少なくとも、大嫌いだ、とか、まるで関心がない、ということはないと思います。

まあ、先日、近所のスーパーで、おばちゃんが、恐らく息子さんのお下がりだと思われますが、Google ChromeのTシャツを着ていたので、全く意思表示ではない場合もゼロではありません(おばさんがスーパーハッカーである可能性も否定はできませんが)。

話が逸れました。

さて、今、日本人の趣味が最も多様化しているジャンルは、なんでしょう?
僕は、個人的にはそれは「マンガ」なのではないかと思います。

マンガは種類、量、ともに、ますます爆発的に増え続けています。2008年の時点での新刊発行点数は1万2千冊だそうです。これに同人誌、Webマンガまで含めれば、作家さんたちの創作意欲には頭が下がるばかりです。

一方で、マンガが売れなくなってきているとか、業界が衰退しているとか、制作現場の資金繰りが大変だという話も聞きます。
マンガ、あるいはマンガ家さんのマネタイズ手法を多様化しなくてはいけません。ビッグタイトルであればアニメ化/グッズ化/ゲーム化などなどさまざまな道が開かれていますが、マイナーなタイトルの方がマネタイズ多様化の必要性が高いのではないでしょうか?

そしてマンガの場合は、マイナーなタイトルでも引きがゼロではない場合が、他のジャンルより多いと思います。「マイナーなマンガだけど、私は好き」というのが、どんどん多様化していっているので。

それと、マンガって、そのタイトルロゴや表紙で覚えていることって、ほとんどないような気がします。覚えているのは「コマ」、印象的なコマです。

さて、出版の未来は、長期的には電子書籍に向かっています。
(ここ数年でビッグバンが起きるということはなさそうな気がしますが)。

電子書籍にするということは、マンガもデータ化するということです。
そもそもマンガは、ガラケー時代に(最近はガラケーのことを「パッカン携帯」と言うそうですね)、既に結構、電子コミック化されています。

そこで。
こんなサービスはいかがでしょう?

ユーザーが、任意のマンガの任意のコマを、指定します。スマホでコマを撮影して「○刊の○ページ」とメモを添えてアップする、などがやりやすいでしょうか?

サービス側は、指定されたコマを電子データとして切り出し、それをTシャツにプリントして、ユーザーに郵送します。

そんな感じのサービスです。
自分の好きなマンガの、好きなコマを、Tシャツにして、街を練り歩いたり飲み会に参加したりカフェで仕事したりできるのです。

マンガの「コマ」だというところがミソです。大人気マンガがユニクロとコラボしたり、一部の雑誌のマンガがTシャツサイトと連携していたりしますが、「そのマンガは好き。でもその絵だとちょっと……」という場合が多くて、なかなか手が出ません。好きなコマであれば、好きな絵がそのままTシャツになり、自分のイメージ通りになります。

「コマの切り出し」というところが手作業感バリバリで難しいかなと思っていたのですが、名刺を手作業で入力するビジネスが成り立つのであれば、これも成り立つ可能性はあります。一度やれば、二度目からは切り出し作業は不要になるし。

コミックのデータを持っている会社じゃないとやるのは難しいサービスなのですが、データがあるのであれば、マネタイズの多様化という意味でも、検討したら面白いのかなと思います。

また、pixivみたいにCGM画像データを持っているところが、任意のイラストをTシャツにできるサービスなどを展開しても良いかもしれませんね。収益は作家さんに還元されれば、双方に利益がある形にもなります。

また、ブログでマンガを連載されている方が、Kindleダイレクトパブリッシングみたいなイメージで気軽に使えるようにするのも良いかと。ごく簡単な登録だけで、自分のマンガのコマを、Tシャツとして販売できる。AdSense広告やアフィリエイトに加えて収益源のひとつになるのではないでしょうか?

アニメやドラマもありかもですね。UIが思いつきませんが、好きな場面をTシャツ化。
これはテレビ局とHDDレコーダーメーカーが組んで開発すればいいのかな?

実現するにはハードルがたくさんありあそうですが、もし実現したら、ぜひ個人的にも使ってみたいサービスです。

なにをTシャツにするか? そうですねぇ、僕だったら夢幻紳士の幻想篇 / 逢魔篇 / 迷宮篇の中からひとコマ選ぶかな……ラッキーボーイもいいな……

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