社員が持ち回りでライトニングトークする社内イベント、数年続けたらこんな効果がありました
シックス・アパートの中山です。
弊社では数年前から、LTE(Lunchtime Talk and Engagement)と呼ばれる社内イベントを定期的におこなっています。どういうイベントかというと、「毎週金曜日のランチタイムに、社員が持ち回りでライトニングトークする」です。
持ち時間は15分前後。テーマはなんでもよくて、
でもよいですし、単純に
といったパーソナルな内容でもOK。
適度に緩いこの社内プレゼンテーション、やってみたらこんな効果がありました。
そもそもなぜLTEが始まったかですが、エンジニアが毎週木曜にエンジニア天国(仮)という「仕事・趣味で得られた技術的な学びを紹介しあう」的な会に、マーケ側もインスパイアされたのがキッカケ。当初は、最新のソーシャルメディア事情が多かったのですが、マーケチーム外からの参加も増え、だんだんノンジャンルになってきました。
そんな生い立ちのイベントですが、何事も継続することで見えてくるものがあります。
プレゼンの練習になる
社内イベントとはいえ、適当にやってはいません。カジュアルな雰囲気ではありつつも、話す方は頭の中で起承転結やまとめを用意する必要があります。聴衆の興味を惹いて食いつかせねばならないので、そこそこ人前で話すトレーニングにもなります。
シックス・アパートでは、業務上セミナーや各種勉強会を頻繁に開催しているので、社員が人前で話す機会は少なくないんですね。それが目的でやっているわけではないですが、結果的に楽しみながら練習できています。
なんの強制もないイベントなので、基本的に話したいことを自由に話す会なのですが、好きなことを話している人って、イキイキとしてていいですよね。
ネタを考える習慣になる
もしあなたが、「来週LTEやってよ。テーマは任せるからよろしく」と振られたら、どうでしょう。ネタ探しでけっこう苦労するのではないでしょうか?テーマが自由だからこそ、アサインされる人は毎回「何にしよう?」と頭をひねっています。
社員らは、わりとすぐに「最近プライベートで四苦八苦した、AWSの設定について経験を語ってみるか」とか「先月のセミナーで喋るために仕入れた情報を、みんなにもフィードバックしよう」と、なにかしらアイデアはすぐに湧いてくるようです。
ネタを考える、人に伝えるという行為は、シックス・アパートの企業文化でもあるので、その辺で苦労する人はいないです。あと、LTEで話したことは、後日シックス・アパートブログの記事にもなることもあります。現に、早起きの秘訣やエバーノートの使い方まとめは私がLTEで話した内容ですし、ポストイットで捗る我が家の週末計画やブログメディア運営のための55の鉄則など、枚挙にいとまがありません。
社員の人となりが垣間見える
パーソナルな趣味や経験談、過去を話すときがとくにそうなのですが、「え、あの人がこんなことをしてるの(してたの)」、「えぇ!?インドアな人だと思っていたのに、そんなアクティブ(あるいはクレージー)なことにハマっているなんて」という意外な発見があって、面白いです。
こないだは、マーケティングのさわが野鳥の造詣に深く、街中で見かける鳥のほぼ全てを一目で見分ける技術を持っていることとか、代表取締役の古賀が学生時代に強烈にフィジカルなバイトをしていた事実が明かされ、聴衆が唖然としたことがありました。
※学生時代、真夏のプールでアイスを運んだり、売っていた話をする代表取締役の古賀
以上、シックス・アパートの恒例イベント、LTE(Lunchtime Talk and Engagement)のご紹介でした。ランチタイムを使った社内イベントは、わりといろんな企業でおこなわれているので、「うちはこうだよ」、「こんな面白いことしてるよ」という情報があれば、ソーシャル経由で教えていただければと。
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