対象読者に合わせて変わる、オウンドメディアのKPIとしてのPVの価値【第15回オウンドメディア勉強会レポート】

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会社の枠を越えてオウンドメディア担当者が月一回集まり、それぞれのメディアの現状や課題について情報交換する勉強会「オウンドメディア勉強会」。第15回を開催したのでレポートします。

今回のテーマは、「オウンドメディアのKPIとしてのPVの重要度

  • 「PVばかり追って、煽ったタイトルの中身の薄いコンテンツを作る意味は?」
  • 「うちのメディアの対象読者や目的を考えて、PVは追う(or 追わない)」
  • 「会社上層部は、メディアの成長をPVで判断しがち」
  • 「一過性のバズで集まったPV/UUをどう活かすべき?」
  • 「KPIがエンゲージメントetc.だからこそ、PVも重要視してる」

などなど、メディアの指標としてわかりやすいがために、数値の増減に引っ張られてしまいがちなPVについて、改めて考えてみました。参加者は全員5分で自社の課題をプレゼン&10分の議論というスタイルで行いました。

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今回、お越しくださったのは以下の皆様。

オウンドメディアを運営する以上、一人でも多くの意図する読者層に届けたい。だからこそ、PVを最重要KPIに置いているかは別として「PV数値の増減についてはトラッキングしている」という点では全員が一致。

誰でもいいから読まれれば良いのか、一過性のバズを起こせば良いのかというとそうではなく「想定するターゲットに届かなければ意味は薄い」「イナゴの大群のようにワッと来られて、サッと去られるのは本望ではない」という点でもほぼ合意。よって、PV数に一喜一憂するのではなく、意図した読者に届いているのか、そこで共感やシェアを生んでいるのかをより重視しているそうです。

当日出た話題のいくつかを、紹介します。

0.33パーセントという認知度をどう上げていくか?

当日発表してくださった、操体サロンさんのスライドを紹介します。ブログ「Sotai Times」の考え方は、PVありきではなく、「何人に一人が操体を知っている世界にしたいかという問いから逆算し、シェアと成長率を掛けあわせて目標設定している」とのこと。



ちなみに操体とは、「気持ちよく身体を動かすことで、筋肉の緊張を解き、ボディバランスを正し、自立神経系の働きを調整していく健康療法」です。しかし、操体という言葉を知っている人口は、操体サロン のターゲットであるF1、F2、M1、M2層(7,000万人)のうち、たったの23万人。つまり、300人に一人(認知度:0.33%)しかいないのが現状。

この数字を2年目で50人に一人(認知度:2.0% )、3年目で10人に一人(認知度:10.0%)…と上げていくのが目標とのこと。

このように、ターゲット層のボリュームとそこへの浸透度合いを把握するのは大事です。総数がイメージできれば自分の立ち位置もわかるし、成長と達成度を客観的に評価できますからね。

2015年7月の「オウンドメディア運営の2015年上半期の”成果”と下半期の”課題”とは? 2人のSix Apartブログ編集長がガッツリ振り返ってみた」でも触れているとおり、Six Apartブログは月間10万前後のPVで推移しています。過去記事がバズれば20万PVを越えたりもしますが、PVがKPIではないので一喜一憂はしません。それよりも、想定する読者に届いているか、伝わっているかが大事。ソーシャルで誰からどんな反応が来ているかを、この記事下にもあるZenbackウィジェット等から把握し、必要に応じてコミュニケーションしています。

クラウド系ライターをどのように活用するか?

もうひとつは「クラウド系のライターを使ってコンテンツを増やす」件について、実際に使ったことのある方々が経験談を話してくれました。

ざっくり「○○○について30本記事を作ってほしい」という依頼の仕方では、なかなか思った通りの仕上がりにならず、「使えない記事があったり、こちらで編集作業する手間が発生した」とのこと。一方で、タイトルや見出し等の骨子をあらかじめ編集部で整え、具体的に書いて欲しい内容をはっきりさせた上で発注すると、「悪くないクオリティで仕上がる」という体験談もありました。投げっぱなしにするのではなく、発注者側で意図をきちんとライターさんに伝える必要がありそうですね。(こういう経験談は貴重)


実際にオウンドメディアを運営中で、課題や悩みがあり、かつ積極的なディスカッションでGive and Takeできる方ならどなたでも歓迎です。勉強会に興味のある方は、こちらをお読みになった上でオウンドメディア勉強会事務局までご連絡を。

Six Apartブログの人気企画「突撃!隣のオウンドメディア」の取材先も募集しております。オウンドメディア勉強会に参加していなくてもOKです。「ウチの取り組みを話してもいいよ」、「オウンドメディアの運営について語ってもいいよ」という方、こちらまでご連絡ください。

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